黄線

  • 2020年3月22日
  • 2021年8月23日
  • 未分類

黄線(おうせん)

黄線は、英語では「yellow line:イエローライン」と言う。
爪のピンク色(爪床)と白色(爪先)の間にあるうっすらと黄色いラインの名称です。

爪の構造と各部位の名称
黄線は、爪床と爪先の間にあるラインの名称

黄線の特徴

爪床 と 爪先 の境界線の、薄くわずかに黄色く見える幅が約0.5~1.5mmの帯状の部分の名称です。

爪甲 が爪床から離れないように保つ役割をしている。爪下皮 のラインを爪甲を通して見ているとも言える。

黄線が左右対称になっている人は、なかなか稀です。それほど敏感な部位であり、日常生活の些細なことで黄線は崩れてしまい、ガタガタになりやすいのです。

スポーツシーンでは、その影響は顕著で黄線が左右の手で異なった状態になっていることはよくあります。

黄線を矯正して整えようとすることは難しく、爪甲 の成長にしたがって少しずつキレイなラウンドを形作っていくのを待つ他にありません。

キレイなラウンドを描くように無理に皮膚や爪を引っ張ったり、爪下皮 を剥がしたりすることはやめましょう。それは爪を小さくする行為に直結する他、爪と皮膚の間に細菌が入ってしまって炎症を起こすことに繋がるからです。

アスリートネイルから見た黄線

黄線は、爪甲爪床 から離れないように保つ働きがありました。

これはつまり、爪の大きさを現状キープする働きと言えます。爪を大きくするためには、黄線の役割が大きいのです。

それでは、黄線をキレイに保つにはどうするのが良いでしょうか?それには次の3つに気をつけましょう。

オフの時は、爪を酷使しない

黄線のラインが崩れてガタガタする原因の一つには、爪を使った作業が上げられます。

日常生活の中で一例を挙げると、

  • 缶のプルタブを爪で引っ掛けて開ける。
  • 段ボールのシールを爪でカリカリして剥がす。
  • 癖で爪先を過剰に触る。

などです。軽い力だとしても、デリケートな 爪下皮 には強い刺激になります。極力カッターやスプーンなどの道具を使い、爪を守りましょう。

爪の長さと形に気をつける

黄線は、爪の長さと形によっても影響を受けます。爪先 から先はすべて 爪下皮 が支点となって支えているため、爪先にかかる衝撃は爪下皮に集まり、黄線が崩れることになってきます。

黄線が下がる(=爪の根元に寄っていく)原因としては、以下があります。

  • 爪が伸びすぎている
  • 爪が尖りすぎている
  • 爪下皮 に刺激がかかっている

特に 負荷点 は爪にかかる力が集中しやすく、亀裂が発生しやすい部位です。黄線の終着点は負荷点に繋がっているので、爪やすりの際に力を入れて爪の両端をやすっていると、知らない間に負担が負荷点に集まって黄線が下がってしまいます。その結果、爪がなかなか大きくなりません。

繰り返しとなりますが、スポーツパフォーマンスを上げるためには、爪圧 の上昇が大事です。爪圧を上げるには、爪を大きくする(=爪床 を大きくする)ことと スクエアオフ の爪の形がポイントでしたが、スクエアオフは黄線を伸ばすにあたっても最適な形なのです。

深爪にしない

アスリート自身が自分で爪やすりを使い、爪の形を整えるとしましょう。

しかし、セルフで爪の形を整えた際、なぜか爪の形のバランスが崩れて仕上がっってしまう、という相談があります。

このような時に考えられるのは、スポーツシーンでガタガタになった黄線のラインに見ながら爪やすりを当てることで、ガタガタに引っ張られて整えてしまった結果ということが挙げられます。

黄線に引きずられずに、指先の輪郭線をしっかり見て、爪を整えていくことが大切なポイントです。

黒い爪やすりを使っている場合には、整えた後に爪の裏側に黒いやすりを添えて見てください。爪は白いので黒い背景があると、どのように仕上がったかがハッキリと分かります。

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