爪溝

  • 2020年3月30日
  • 2021年8月23日
  • 未分類

爪溝(そうこう)

爪溝は、英語では「nail grooves:ネイルグルーブ」と言う。
爪の根元と両側面にある凹んでいる部位の名称です。

爪の構造と各部位の名称
爪溝は、爪の根元と両側面にある凹んでいる部位の名称

爪溝の特徴

爪甲 を抜爪すると、爪甲があった部分の 爪先 を除く三辺(爪の根元と両側縁)には溝が見られます。これが 爪溝 です。

両側縁の爪溝(=側爪溝)は浅く、根元部の爪溝(=後爪溝)は深い溝になっています。特に後爪溝は、後述する 爪根 を袋状に包んでおり、爪の工場である 爪母 を外からの衝撃から守っています。

爪溝は爪が爪の形をつくるにあたり、とても重要な役割をしています。

仮に爪をつくる爪母細胞を取り出し培養すると、爪は円錐形状に自由の広がって伸びていってしまう。そうならないために大切な役割をしているのが、爪溝。

爪が指先に向かってまっすぐ伸びていくのは、爪溝 をはじめ、爪床側爪郭、後爪郭が誘導してくれているためなのです。

アスリートネイルから見た爪溝

爪溝 は、爪甲 を形づくるのに大切な役割があると伝えましたが、外から受けるさまざまな力から爪の守るクッションにもなってくれています。

しかし、このクッションが怪我をして痛んでいる状態だと爪には変形や亀裂、割れやすいと言った二次症状が起こりやすくなります。爪の形が崩れ、爪圧 が弱くなるとスポーツパフォーマンスが著しく低下します。

定期的な爪のケアの他、指先全体でのハンドケアが勝てるアスリートに求められるメンテナンスと言えるでしょう。

爪溝がいかに重要かが分かる、爪がまっすぐ生えていく仕組みについては、次の記事が参考になるので気になる方は読んでみてください。

爪溝は、その名の通り爪の周囲の凹んだ部位ですので、汚れやゴミが溜まりやすい部分です。爪と皮膚の間に異物が入り込むと爪の機能が正しく発揮できない場合があります。

トレーニングや練習後はしっかりと爪ケアもメニューに入れて、次の練習に万全に臨めるように備えましょう。

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爪の構造図
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