失敗しない靴選びのために。正しい足のサイズの測り方をまとめ解説


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スポーツシューズやデザインシューズなど、用途に合わせて幅広いラインナップがある靴。

「とても好きなデザインだから、ワンサイズくらいなら違ってもいいかな」「私は足が細いから、幅が狭い靴でも履けると思う」などの先入観で靴選びをした経験はありませんか?

でも、そんな時ほど「足が痛くなってきた」と、あとあと後悔する人の声が絶えません。

自分の足にぴったりなシューズを見つけるには、自分の足型やサイズをしっかりと知ることが大切です。

  • 正しい足のサイズを測り方は、どうしたらいいのか?
  • 足のサイズを知って、靴選びにどう活かしたらいいのか?

この記事では、足の3大サイズ(足長、足幅、足囲)の正しい測り方を、スポーツと爪の専門家 アスリートネイルトレーナーが解説します。

特に高負荷がかかるスポーツシューズを、普段履きの靴と同じデザイン感覚で選ぶのは禁物です。数mmのズレがスポーツパフォーマンスに大きく影響します。その他に足や爪のトラブルを引き起こす引き金にもなり得ます。

自分の足のサイズを正しく知り、ぜひ最適な靴選びに活かしてください。

この記事はこんなことを書いています

  • 足の3大サイズとは、一体何か?
  • 自宅でもできる、正しく足のサイズを測る方法
  • 測った足のサイズから、靴選びで失敗しない注意ポイント

足のサイズを測る準備

足のサイズは一人で測ることができますが、座った状態で足に定規やメジャーを当てようとすると、足に不要な力がかかってしまうことがあり正しく測れません。足のサイズを測る時は、リラックスした自然体で測る必要があります。

準備したい道具

正しい足のサイズを測るには、次の道具を揃えましょう。

  • A4サイズの紙 2枚・両足分(足が大きい人は、足が収まる大きさの紙)
    A4サイズは、29.7cm×21.0cmあります。
  • ボールペン
  • 定規(30cm)
  • メジャー

足の3大サイズの測り方

足には、大きく3つのサイズがあります。それが足長、足幅、足囲(ワイズ)です。それぞれ詳しく解説していきましょう。

足の3大サイズ

足長とは

足長とは、踵の出っ張った部分から一番長い指先までの長さです。足型によって一番長い指が変わるので自分の足の形をしっかり見て測りましょう。

”5つの足型を知る”

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また靴を選ぶ時は、0.5cm刻みで繰り上げて大きいサイズを選びます。例えば、測ったサイズが26.2cmの場合は、26.5cmとなります。

足長を測る手順

  1. 準備した紙の上に片足を乗せて立つ。
  2. 足の輪郭に沿って、紙に足型を写しとる。
  3. 踵の最も出っ張った部分と、人差し指の先端に印をつけて、直線を引く。
  4. 3で引いた線に対して垂直に、一番長い指の輪郭線に接する垂線を引く。
  5. 4の交差点から踵までの長さが、足長です。

足幅とは

足幅とは、足を真上から見て、一番幅の広いところの横幅の長さです。外反母趾、内反小趾の方は足幅が広くなり、靴との圧迫が強くなるので注意しましょう。

足幅を測る手順

  1. リラックスした自然体で立ちます。
  2. 足の親指と小指の付け根の骨がそれぞれ出っ張った部分を見つけます。
  3. 2で見つけた部分を直線で結んだ長さが、足幅です。

足囲(ワイズ)とは

足囲とは、足の親指と小指の付け根の骨が出っ張った部分を通って、足の甲から足裏と足の厚みの周囲を一周囲った長さです。足囲は、靴を履く時の履き入れ具合に影響します。

足囲は、ワイズとも呼ばれています。シューズショップでよく目にする「E〜EEEE」などのアルファベット表記は靴幅を表していて、これが足囲に対応しています。足囲が大きいほど靴幅も大きくなります。

足囲を測る手順

  1. リラックスした自然体で立ちます。
  2. 足の親指と小指の付け根の骨がそれぞれ出っ張った部分を見つけます。
  3. 少し足を浮かせてメジャーを足裏に回し、2で見つけた部分に合わせて踏みます。
  4. メジャーを足に少しきつめに巻きつけるようにして一度緩めると、一定の位置で止まります。
  5. メジャーに緩みや浮きがないことを確認できた時の長さが、足囲です。

測った足のサイズから靴を選ぶ

測ったサイズをもとに靴を選ぶには、JIS(日本工業規格) で定められた次の表を見ながら、適切なサイズの靴を選びましょう。

靴幅は、幅が狭い順にA、B、C、D、E、EE、EEE、EEEE、Fと9段階に分かれ、一般的に靴幅は、Eが標準、2Eは少しワイド、3Eと4Eはワイドとして販売されています。

また男女でそれぞれ規格があり、どちらもEから2Eが標準的な靴幅です。

足長に対して靴のサイズは、1.5cmほど大きいサイズを選ぶことをおすすめします。つま先に少し余裕を持たせることで、衝撃や圧迫を原因とした、足や爪のトラブルを予防することができるためです。

メンズ:足サイズ表

※足囲(mm) E〜4E

足長mmサイズcmE2E3E4E
220〜22524.0237243249255
225〜23024.5240246252258
230〜23525.0243249255261
235〜24025.5246252258264
240〜24526.0249255261267
245〜25026.5252258264270
250〜25527.0255261267273
255〜26027.5258264270276
260〜26528.0261267273279

参考:JIS(日本工業規格) S5037 : 1998 靴のサイズ

レディース:足サイズ表

※足囲(mm) E〜4E

足長mmサイズcmE2E3E4E
200〜20522.0222228234240
205〜21022.5225231237243
210〜21523.0228234240246
215〜22023.5231237243249
220〜22524.0234240246252
225〜23024.5237243249255
230〜23525.0240246252258
235〜24025.5243249255261
240〜24526.0246252258264

参考:JIS(日本工業規格) S5037 : 1998 靴のサイズ

スマホで3D計測できるZOZOMAT

画像引用:ZOZOMAT

また2020年には、スマホがあれば、すぐに自宅で足の3D計測ができるサービスが生まれています。それがZOZOMATです。

精度はミリ単位。3Dデータ化されシューズをネットで購入する時のサイズ不一致の不安を解消ことができます。2020年6月現在、既に100万人近い人が計測しシューズ選びに役立てています。

靴選びの落とし穴に注意

正しく足のサイズが測れても、靴選びにはいくつかの見逃しがちな落とし穴があります。どんな落とし穴があるのか?失敗しない靴選びに役立つポイントをお伝えします。

靴選びの注意ポイント

  • 足のサイズには左右差があるので、両足を計測して大きい方で靴を選ぶ。
  • 足は一日の疲労でむくんだり、体調によってサイズが変化するので、数日に分けて測ってみる。
  • 足の骨格や肉付きにより同じサイズの靴でもフィット感が変わる。
  • ソックスの厚みを加味して靴を選ぶ。一般的な綿の靴下でも足長で1.5mm、足囲で5mm大きくなる。
  • サイズに迷ったら、大きめサイズを選んで中敷(インソール)などで調節する。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

  • 足の3大サイズは、足長、足幅、足囲
  • 足のサイズをJIS規格に照らし合わせることで、最適なシューズ選びがしやすくなる
  • 靴選びでは、足のサイズの数値的指標とフィット感の感覚的指標を大切にする

適切なシューズ選びができると、足や爪のトラブルが一気に解消されることもあります。また、スポーツや日常生活など用途に合わせて最適な靴選びをするには、自分の足のサイズを知ることが第一歩です。

競技スポーツとして、またウェルネススポーツとして、シューズ選びは健康的な生活を支える技術と言えます。シューズ選びは、身近でできるスポーツ傷害予防と捉え、ぜひスキルとして身につけましょう。


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