爪にはどんな役割がありますか?

爪にはどんな役割があるのですか?

掴む・投げる・走る・踏ん張る時は指の腹に力が加わりますが、人間はその力を跳ね返すことによりうまくものを捉えることができます。これを爪圧(そうあつ)と言います。この爪圧を敏感に感じ取ることができる為、人は微妙な力加減をすることができます。

例えば、手では箸で食べ物を挟むなどの繊細な動きができます。
また、足では、人は歩く時に無意識に足の指で地面をつかむようにして歩いていますが、これも体のバランスをとる爪の働きにより体を支え安定させています。

アスリートにとって、爪圧を適切に保つことはパフォーマンスを発揮するために重要です。

もし爪がなければ、木の枝を拾うことすら苦労し、道具を生み出すのは途方もなく困難になると言えます。爪がなければ、人類の文化は現在の水準まで発展しなかったかもしれません。
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