側爪甲縁(そくそうこうえん)
側爪甲縁は、英語では「side line:サイドライン」と言う。
爪甲 を横から見た時に、爪甲の左右の側面のキワの部分です。
側爪甲縁の特徴
爪甲の左右の側面のキワと言うと、なかなかイメージしづらいと思いますが、フリーエッジ を横から見ると 爪甲 がまっすぐ伸びて直線的になったキワが見えます。この部分を側爪甲縁(サイドライン)と言います。
よく混同してしまうのは、側爪甲縁と 側爪郭 の違いについてではないでしょうか。
爪甲を横から見た時に見える左右のキワが側爪甲縁で、爪甲を真上から見た時に爪甲を左右から固定して抑えている皮膚の部分が側爪郭です。
側爪甲縁は爪、側爪郭は皮膚と分けて覚えると理解が深まります。
アスリートネイルから見た側爪甲縁
側爪甲縁は一見地味ではありますが、アスリートにとっては注意すべき重要な爪の部位です。その理由は、爪が伸びすぎてしまうと ストレスポイント への負荷を高めてしまう原因にもなるからです。
日常生活で指を使うときは、指の腹から力が加わることがほとんどです。道具を使う、指で掴む、ボタンを押すなど振り返ってみると分かると思います。
スポーツの場合も 爪圧 を最大限に働かせるために、基本的には指の腹から力を加えますが、突発的な場合は異なります。例えば、野球でフライをギリギリでキャッチする時、サッカーのキーパーが咄嗟の反応でボールを弾く時。指先には真横だったり斜めだったりとあらゆる方向からの力がかかってきます。
それらの力が集中してしまうポイントが、ストレスポイント。ストレスポイントはテコの原理が働き、爪にかかる負荷が集まるので爪割れや亀裂の起点になったり、剥離を促したり、折れやすくなってしまうことがあります。
爪が伸びている(=側爪甲縁が伸びている)と、爪が外からの衝撃を受けた時に爪が歪み、ダメージが大きくなります。
そう言うと「割れにくい、折れにくい爪はどうしたらつくれますか?」と聞かれますが、これは個人個人の爪の形によって回答が異なります。ただ、基本的なポイントは、
- サイドストレートをまっすぐ整えることと
- ストレスポイントの切りすぎや削りすぎに注意すること
の2点が重要です。外からの衝撃を受ける時、カーブしている爪では点で受けますが、まっすぐな爪だと面で受けられ、衝撃を緩和できますよね。
自分にあった割れにくい爪、折れにくい爪については、爪の専門家ネイルトレーナーに相談するのが良いでしょう。お近くのネイルトレーナーを探して見てください。
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